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自然の恵みをいただく

文化が薫る回転焼き 林田さんの絶品万十

独特の食感を、白か黒かで

山鹿市中心地を南北に貫く豊前街道には、羊羹やもなか、せんべいなどとともに、「回転焼き」のお店があります。市の顔「山鹿燈籠」にちなみ、和紙燈籠をかたどった「山鹿燈籠もなか」は、市のお土産品の代表格として知られていますが、実はこの回転焼きも別名「山鹿燈籠饅頭」といわれる山鹿の名物スイーツなのです。芝居に映画、飲食など、かつての山鹿中心部には数多くの遊興施設が存在していたこと。また、8月のお盆時期に開かれる山鹿燈籠まつりなど、多くの人が行き交う場面が多かったことも、街なかで気軽に食べられる甘味が定着した理由です。

山鹿を代表する回転焼き店のひとつ『林田万十』は、名湯『さくら湯』の目の前にあります。店主の林田さんが先代から受け継いだお店には看板がなく(現在は県の「木を活かした景観づくり事業」によって設置)、店の営業を確認する手がかりは、通りに面したガラスウィンドウ越しに林田さんの存在を確かめられるかどうかに委ねられます。

林田さんの万十は、あえてガスを使わず、熱線板で焼かれています。それは熱伝導率の早いガスよりもじっくりと中まで火を通しやすいことが理由です。半畳くらいの大きさをしたガラスウィンドウに近づくと、窓越しに長年の熱で黒光る鉄板上で、林田さんの軽やかな職人さばきを目にすることができます。幼少期に戻ったような懐かしい心で焼きたての万十を受け取ると、アツアツというよりホカホカの温度感。餡を覆う分厚い生地は、ところによってクッキーのような歯ごたえすら感じられる独特の仕上りに。少量の蜂蜜を練り込んだ生地の香りとまろやかな餡の甘みが溶け合う味わいは、水分の多い柔らかな回転焼きとは異なる芳しさがあります。

人気を二分する特製の餡は、林田さんが「毎日仕込んでいる」と話す白餡、黒餡の2種。水に一晩つけた柔らかな小豆を2時間炊き、その後水気を切って砂糖と混ぜ合わせています。現在、高齢ながらも一人で店を切り盛りする林田さん。その姿に、いつまでも現役であり続ける心身の強さと、山鹿の町らしい風情を感じずにいられません。

季節は秋。山鹿のお湯に浸かった後は、回転焼きのホカホカとした温かさのように、林田さんの優しい人柄をたずねてみよう。

shop info

林田万十
熊本県山鹿市山鹿1627
0968-44-3814
11:00~17:00※なくなり次第終了
不定休

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