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140年の歴史が横たわる 無二の古民家ギャラリー

山鹿で数少ないアート展示空間

宿場町としての面影を残す山鹿市・豊前街道沿い。趣ある民家が軒を連ねる通りの一角には、端正なガラス格子戸が目を引く木造家屋が佇んでいます。この建物はかつて畳店としての営みがありました。「築年数は140年以上と聞いています。私が幼い頃、この家に住んでいた祖父を訪ねては、よく遊んでもらった思い出があります」。そう話すのは現在、熊本市に暮らしながら、母・律子さんとともにこの家を管理する木部大資(だいすけ)さん。畳屋の役目を終えた家屋は長らく無人となっていましたが、建物の補強や空間一部の改装を機に『古民家ギャラリー百花堂』として新たな時を刻み始めました。2007年のことです。

知らぬまに惹かれる、場がもつ空気感

「当初は幅広いアートへの造詣もですが、他者の展示やキュレーションなどの経験がない者が、ギャラリーとして空間を開放していくことに多少の戸惑いはありました」。控えめな木部さんの言葉と裏腹に、同空間では過去12年もの間、熊本と縁のあるアート作品をはじめ、遠くは関東からも作家を招き、幾多の展示が行われてきました。とはいえ「こちらから積極的に展示を誘致することは少ない」と木部さん。絵画や陶芸、彫刻作品。これまで催されてきた展示は、木部さんを知る作家や、空間そのものに魅了され、相手から打診を受けて実現したものも多いとか。一方、山鹿の景観や地域性を好み、滞在しながら創作活動に励む作家もいたといいます。「豊前街道の町並みを現在も絵巻作品に収め続ける群馬の作家さんはおよそ3週間。東京からお招きした画家さんは、約一カ月も山鹿に滞在しておられましたね」。

場と物が互いに引き立つ展示をこれからも

“古民家ギャラリー”を文字どおりギャラリーとして営み続けるために、木場さんは大切にしていることがあります。それは「展示物を他の何かと抱き合わせない」姿勢です。つまり、作品そのものに親しむ時間・空間を開放するということ。この背景には昨今、“アート”がより身近なものになったことが挙げられます。例えば、web上にあふれる表現やその関連情報を入手しやすくなったことに加え、都市部を中心に飲食店(カフェ)やショップ(雑貨・洋服)など、アートと直接関連しない商業空間の一部でも展示が行われるようになりました。ところが、『古民家ギャラリー百花堂』はその真逆。何かのついでに観られる企画はなく、“買える”展示物もそれほど多くはありません。

「歴史が宿る建物・空間から滲み出る空気感と、ときどきの作品がお互いを引き立て合うことで、この場にしかない展示が実現すると思うのです」。様々な鑑賞スタイルが存在する一方で、木部さんが実践する「作品のみ」の展示様式。いわばアート鑑賞の源泉に浸かるような空間、そして時間こそ贅沢なひとときであり、『古民家ギャラリー百花堂』の魅力です。

「今後も作品とのご縁を大切にしながら、表現(ジャンル)の垣根を超えた展示がかなえばと思います」。枯淡な語り口調でこれからのギャラリーについて触れる木部さん。実はご本人も竹工作家としての顔をもちます。山鹿を訪れたら、ギャラリーの凛々しい展示空間はもとより、最奥部にある木部さんの工房で美しい手仕事にも接してみてはいかがでしょうか。

shop info

古民家ギャラリー 百花堂
熊本県山鹿市山鹿1371
080-6426-4519
11:00~17:00
火曜休(不定)

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