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市民の思いがこもった雅な灯りがそこかしこに

山鹿の粋、和紙工芸が冬の町を温かく彩る

山鹿燈籠や来民うちわなどに代表される和紙工芸が現代に息づく山鹿市。およそ100余年前の明治時代から戦後にかけては、「和傘(=山鹿傘)」の産地としても知られ、その生産数は当時、西日本随一と言われていました。放射状に広がる精微な骨組みと温かみのある和紙に描かれる色鮮やかな絵柄は、旧宿場の町並みと釣り合う山鹿の“粋”そのものでした。太平洋戦争の影響から一度途絶えたとされる山鹿傘は以後、地元在住の職人の手により再興され、旧豊前街道沿いで毎年2月に催される光の祭典「百華百彩(=ひゃっかひゃくさい)」に加え、街道沿いに建つ一部の店舗では、年間を通じて和傘の展示が軒先で行われています。

九州指折りの幻想的な灯りの祭典「百華百彩」

2003年、九州6県合同による冬のイルミネーションなどにフォーカスした町おこし「あったか・冬九州」の一環で始まった「山鹿燈籠浪漫・百華百彩(ひゃっかひゃくさい)」。通算19回目を迎える予定(※)だった2022年のイベントは、感染症防止対策として次年に持ち越しとなりました。とはいえ、近年の山鹿を代表するこの“冬の灯りの祭典”は、他地域の趣とは異なる美しさを秘め、年を重ねるごとに魅力を増しています。

※新型コロナウイルス感染症対策として2021年の開催も中止

人の手を介して生まれる心静まるやわらかな灯り

豊前街道から千々に広がる灯りの源は近隣の山中から切り出した孟宗竹(もうそうちく)のオブジェ。それらは、山鹿市民をはじめ、商店街や観光協会、地元大学、県・市職員など多くの人々の手作りによって形づくられています。毎年この日のために作った数千のぼんぼりやオブジェが人手によって並べられ、大小の竹筒の中で小さく燃える蝋燭(ろうそく)が筒内全体を黄色や橙の優しい光で満たし、通り一帯はまさに“百華百彩”といった風情に包まれます。通りにはオブジェが美しく列をなすゾーンもあれば、ポイントごとに和傘による多彩な光が集合する一角も。また、来訪者や観光客でもライターを持参すれば地域の人たちとともに、竹ぼんぼりの蝋燭に灯りを点すボランティアにも参加可能。自ら灯りを点しつつそれぞれに個性を放つ灯りに目を遣りながら特別な時空を散策できます。

一方、明治・大正期の山鹿の町の賑わいを象徴する芝居小屋「八千代座」では、「山鹿風情物語」として「山鹿燈籠踊り」、「山鹿太鼓」が披露されます。灯りの演出に伝統の優雅な舞いと音がシンクロし、芝居小屋は幻想的な雰囲気に包まれます。

夏の山鹿燈籠祭に次ぐ山鹿の代表的な風物詩となった「山鹿燈籠浪漫・百華百彩」。新型コロナウイルス感染症が終息とともに、山鹿の冬に再び華やかな灯りが戻ってくることを願います。

shop info

百華百彩
山鹿燈籠浪漫・百華百彩実行委員会
0968-43-2592
9:00~18:00
※本年(2022年)開催分は中止

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